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TONARIの 色撮り撮りの「野外彫刻」 |
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| 平和記念公園の野外彫刻 |
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| 広島県広島市中区中島町 平和公園 |
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《嵐の中の母子像》 本郷新 |
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平和公園の入り口中央にあり、この場所を代表的する彫刻だと思われる。が、平和公園を訪れる人の導線は、資料館入り口がある東側がメインで、西側がちらほらという感じであり、中央にあるこの彫刻を観てから中に入る人は少ないのがちょっと残念である。
赤子を抱いた母と、後ろから抱きつこうとする幼子を凝縮しているような作品である。
低い姿勢で足を踏み出した姿は嵐の中で子供たちを守ろうとする母親の姿を切り取ったように思える。
そんな光景がこの母子以外にも無数に存在していたのである。生きていく力強さを感じるが、この母子の行き先は絶望や苦難であることを想像させる。
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《若葉》 園鍔勝三 |
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小鹿と仲良くする少女の像。若葉の頃の優しく軽やかな光景である。
平和とは何かと問われれば、千差万別の答えがあるので即答は難しいが、恐怖を感じることなく生活ができる、このような世界が一つの答えだろうな。
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《原爆犠牲国民学校 教師と子どもの碑》 芥川永 |
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力なく身体を垂らす子供とそれを苦悶しながら抱き上げる教師。原爆に限らず、このような光景は現実として起こっている。
戦争はいけないと言いながらも、争いはやまず、弱いところにそのしわ寄せがやってくる。
顔をはっきりさせないことで想像力が掻き立てられる。
タイミングが悪かっただけではあるが、鳥の糞?が大々的にかかっていた。大きな像なので毎日清掃はできないと思うが、ちょっと残念だった。
また撮り直しに来ないといけないな。この写真だけを載せているのは良くないだろう。
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《祈り》 横江嘉純 |
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夫婦と母親に抱かれた赤子の三人の彫刻である。
父親は空に向けて腕を開いて、亡くなられた方々に、これから生きていく自分たちを見てくれることを求めているようであり、母親と子供は合掌をしている。
戦争で亡くなった方々への慰霊と、後を託された者たちの決意、といったところか。
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《平和祈念像》 圓鍔勝三 |
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三日月に足をかけてこれから空へと駆けていくような流れを感じる。
左手に抱いた子供は黄金のラッパを吹き、その音色を世界に響かせようとするのだろうか。
位置的に対となる横江嘉純の《祈り》は鎮魂や慰霊であるが、こちらは希望を感じさせる作品となっている。
圓鍔作品は希望や生命賛歌を感じさせるものが多く共感できる。
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《原爆の子の像》 菊池一雄 |
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平和公園で最も有名な彫刻だろうか。佐々木禎子さんをモデルとし、像の上には折り鶴を掲げた少女がおり、少年少女の像が側面にいる。
下には捧げられた折り鶴が収められるスペースがある。修学旅行生は必ずここに来て原爆のお話を聞く場所である。
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<アクセス>
左の地図を参照のこと。
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